JRに、ことごとく負けた -転がるクルマ編-
22日、岡山に戻って今度は名古屋に出発の
予定がはなからつまずいた。
山陽線も赤穂線も、完全運休ではないが、
2本に1本間引かれるように運休が始まっていた。
乗ろうとしていた山陽線では県境を越えられず、
やむなく赤穂線に乗ることに。
就活にしても、遊びにしても、普通なら、
赤穂線に乗る=寝坊した
というわけなのだが今回は違う。
兵庫県に入り、しばらくしたとき、
トンネルを抜けて、カーブにさしかかったときに、
急ブレーキとけたたましい警笛が響いた。
カーブの向こうのには、踏み切りにはまった軽ワゴンが。
一人は車を押し、もう一人が運転席にいる。
"えー、絶対間に合わないだろ。逃げろよ。"と、
前のめりになりながら思った。
列車が避けられるわけもなく、
いやな音とともに、ako市の公用車は軽くひしゃげて、
田んぼの土手を転がり落ちた。
運転手は軽い怪我ですんだけど、
現場検証が終わるまで約一時間缶詰に。
すっかり遅れて次は米原。
列車はあるのに、運転手と車掌が雪の影響で
駅に辿り着けずに二時間半缶詰。
発車後は関が原周辺で踏み切りトラブルで停車(2回)。
銭湯と味噌煮込みという小さな野望は、
23日午前二時前に名古屋について実現できるはずもなく。
無念。予定より五時間遅れかぁ。
とことんダイヤの乱れに乗ってしまった。